明け始めた空に雲がいくつか浮いているようなところに居たい。と夢想しています。
白夜や極夜が起こる地方にしても、一日のうちに照度の変化があるので、そうではなくて、
あの薄暗い空が、ずっと維持されている土地というものがないかと思っています。
そこに家を建てて、ネットして生活して、時折(おそらく今以上の頻度で)外をさまよって過ごします。
少し温いのでも、やや肌寒いのでも構いません。人のいない黄昏の道に、街灯が点いていて、
そこに向かって街路樹や街路樹ではない植物どもが、不自然に伸びている脇をくぐって歩いていきたいと思います。