イヤホンで聞いている音楽を、頭の中で途切れさせたくないという理由で、しばらく席を立つことができないということがあります。
そのように、自分の感覚に忠実というか、つまりはひどいワガママであるということは、道徳や論理性の代わりに、自分の中の別なものにとっての奴隷になっているということなので、何も良いことではありません。
自分よりも大きなものと結びついている感覚が、人に幸福感や充実感を与える、という研究があるようですが、
それすらも叶わないほど、自己が肥大化しており、それに押し潰されて身動きの取れない奴隷であるということです。