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ゲームにのめり込んで睡眠時間を削ったり、お酒を飲み過ぎたりすると、奇抜なアイデアが出てきます。

これは健康を犠牲にして、脳の配列か何かに、大きな変化をもたらしたためではないかと思っています。
ただ、この方法は負担が大きく、肝心の日課が滞ってしまえば、せっかくのアイデアも活かせる機会がありません。

同様に、アイデアを生み出すような、脳の配列を組み替えるような衝撃をもたらす行為があります。それは他人の作品に触れることです。

音楽、漫画、映画、本、それらの内容に強い衝撃を受けて、眠れなくなってしまう時、アルコールや夜更かしによって脳が変性状態に入った時と同様の状態に陥ります。

どうせ「脳を壊す」のであれば、後者を選択したいです。というのも、こういった一種の錯乱状態を定期的に発生させないと、強い倦怠感に苛まれしまうからです。これも日課が滞る主な原因の一つになります。

ここまでのことが分かっているにも関わらず、また、ストリーミングサービスへの登録といった、必要な環境が揃っているにも関わらず、私にはまだ定期的に映画を観たりする習慣が付いていません。

理由の一つに、映画を鑑賞するような、まとまった時間を捻出することができないという点があります。これは、それほど忙しくて時間が無い。ということではなくて、それだけの時間をかけることを、前もって想像してしまうだけで極端に億劫になってしまうという私の精神的な欠陥によるものです。

しかしゲームのような、途中でいくらでも中断できるものであれば、着手に抵抗が生じないので、本来的ではないのですが、映画についても何日かに分割してでもいいから、鑑賞するようにしていこうと思っています。