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突発的にアイデアが降りてきても、それを実現させることができません。

快感を伴うアイデアの発生から、現実世界への顕現までの距離を、短縮することができないかと思っていたのですが、

短縮しようとするよりも、その長い工程を楽しむためにはどうするのか、ということを考えていったほうがいいのかもしれません。

段取りを組むということも、夢想に分類される。これを手がかりにして、現実への働きかけ(≒行動)を実施することができれば、あるいはメタ段取りとでも言うような、「アイデアを段取りから行動に落とし込む」こと自体を夢想するということから始めれば、極端に遠回りではあるものの、現実における行動を変化させることができるかもしれません。

では、段取り自体を夢想するとは、具体的にどのような夢想でしょうか?

まず何かを閃いたとします。次にそれをなんらかの形で記録する必要があります。

いくつかの本にはPCなどではなく手書きのほうが良いとありますが、私の場合はツイッターへ投稿するのが一番向いているようです。

次にそのアイデアを膨らますために時間を空けます。ツイッターであれば一日・一週間単位で振り返りをしていますし、それ以外であれば日付と時間を決めて振り返ることにするのが良さそうです。

振り返りの中で、ではそのアイデアの実現をどのようなものにするのか。そこから逆算して実行しなければいけない行動は何か、を追記します。それらについて順序、所要時間、時期(頻度)を暫定的に決定し、日課の中に組み込ませます。

あとは一日の流れとしてRunさせる。もちろん最初から上手くはいかないので、軌道修正についての追記をしていきます。

軌道修正は主にリスケジューリングであることが多い印象があるので、それならば最初から所要時間や期間は倍に見積もっておくのが良いでしょう。他の日課との兼ね合いもあるので一日にできる作業の量は5分〜15分程度と、極めて短くなるかもしれません。

期限のある日課が消化できた後は、このようなアイデアに割く時間、というものをあらかじめ1時間ほど見積もるほうがいいのかもしれませんし、それができない現在の状態というのは、作業の詰め込みすぎと言えるのかもしれません。