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睡眠と、栄養と、運動について見直しをかけて、それでも体調が優れません。

その他に問題があるものは(性格を除いて)何か、ということを考えた結果、物理的な「姿勢」なのではないかと思うようになりました。

学齢期から就労期間まで、終始座りっぱなしのうえにイラストやサックスなどと、肩と腰に負担のかかる趣味ばかりしてきたので、

軽いぎっくり腰以外には、大きな怪我や病気が無いのが不思議なくらいです。

しかしそれも加齢によって厳しい状態になっていくだろうという直観があります。

PCとイラスト用のホワイトボードには傾斜台を設置して、椅子の座面にも姿勢矯正用のマットを敷いています。

来月にはたすき掛けするタイプの矯正ベルトを買って、日中はそれを装着しながら過ごす予定です。

「人間の体は常に治ろうとしている、それを悪い姿勢で妨げてはいけない」という言葉を、アレクサンダーテクニーク関連の本で読んだことがあります。

こういった構造は、身体的な領域にとどまらないようにも思えます。「人間は常に良くなろうとしている。それを悪い姿勢(態度)で妨げてはいけない」とでも言い換えることができるのだとしたら、

そこには、自分の「存在」とは違う階層における肯定感、肉体と精神そのものの肯定感があることを認めざるを得ないと同時に、

それを妨げている態度、悪癖が自分にこびりついている。ということも認めなくてはならないことになるでしょう。