タイムアタック01

 文章を作っていると、一種の陶酔状態に陥るために、時間感覚を失ってしまう。それはそれで心地よいのだけど、そればかりだと、せっかく自分で組み立てた一日の予定が狂ってしまう。

 そこで、一定の時間の中でモチーフから本文作成、簡単な校正までをやるという、いわばタイムアタックに挑戦することにした。最長10分として、その中でどれだけタイムを縮めていけるかを試したい。

 タイムの短さを優先するのであれば、極端な話、一文字で終わらせて投稿すればいい。それでは意味がないので、最低限の文字数も決めようとは思うものの、初日である今日は、特に制限を設けずに10分という時間を使い切り、その文字数を基準にしていこうと思う。



 思えば、時間を区切って何かをするということが極端に苦手であった。焦ると膨大なミスが発生するし、そのうちの一部は致命的な問題を発生させた。

 そういう気質を改善するか、あるいはそういう気質を抱えたままでも、やるべきことや、やりたいことを十分にできるようになりたい。義務感や必要性ではなく、単なる欲求として、そういうことに取り組んでいきたい。

 そうでなくては、何事も長続きしないのだ。魅力を感じて、欲望する。欲求を感じる。その力をもっと使うことができれば、気力が極端に少ない人間でも、消耗を抑えることができて、一般的な水準まで作業ができるのではないか。という期待もある。