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習慣をルーチンとして発動させるための予備行動を「呼び水」と読んで、日課を消化するための手がかりにしてきたのですが、この考え方をもう一段階深めていく必要を感じます。うまくいっていない部分があるからです。
ここに、先述の「やりたいと思うことは全て先に済ませて、余った時間でやるべきことに『気が向く』のを待つ」ということを組み合わせてはどうでしょうか。朝のうちに済ませてしまいたいという感情は、必ずしも娯楽においてのみ発生するものではありません。
カフェインや体温、PCなどの設備環境も調整することで、これを有意なものにできるかもしれません。自分の欲求のままに行動しようとするならば、その欲求に対して厳密な観察が必要になります。
私は、朝起きた段階でポルノやゲームに興じたいとは思えません。まずはテキストに関わることをしながら、朝食を摂りたいです。そこからカフェインによってブーストをかけて、一段落させてからの娯楽なら良しとします。
そこから頭をイラスト関係に切り替えるということが、スムーズにできません。「食事をしながらもできて、作品行為とはいえないこと」を挟みたいという欲求があります。その欲求に忠実に行動し、その後イラスト関係に着手しようとすると、もう肩と腰が痛くて集中できる状態ではありません。
ということは、午前中のテキスト~非作品行為までに発生する、体への負担を軽減する必要があります。しかし、座面マットとPCスタンドを買った状態で、これ以上何を投資したらいいのでしょうか。
姿勢の矯正ベルトを買うことに、何らかの効果があるかもしれません。あとは、水分を大量に摂取することによって、代謝を阻害する脱水状態を防げるかもしれないと考えています。(文字通りの「呼び水」になるのかもしれません)
さらに、午後の時間を有効に使えていないという実感があります。昼食後はもうカフェインの効きも悪くなり、すぐに何もしたくなくなります。一番よいのはその欲求の通り、何もせずに横たわることです。何かをしたいと思うまでじっと待ちます。ただ、これが非常に効率が悪い。
その時間を、映画鑑賞などの娯楽で埋める事によって、回復の速度を上げることができないか、と思います。回復というのは気力の回復なので、体力はむしろその後に回復する。という考え方です(横たわっていると、体力も回復してしまいます。私はこのタイミングでは気力だけを回復させたい)。
具体的な改善案とまではいかなくても、具体的な変化をどのように起こすかを決めることができたので、それを実践するのみです。づべては失敗ですが、ものを考えることのできる失敗でありさえすれば、それは私にとって成功の部類に入ります。