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他人と関わるということは、おそらく私に限らず多くの人にとって負担であると思います。

それは私が人前に姿を現したくない理由の一つでもあります。

他人がいるということは、少なからず警戒心を生じさせるものです。警戒心と、警戒したにも関わらず発生する傷つきとが、人間にとって消耗する大きな要因になります。

さらに、これに限っては私だけの感覚かもしれませんが、他人が、その人の「リラックス」を私に押し付けてくる、と感じたとき、消耗を通り越して激しい嫌悪感を覚えます。

不愉快な冗談(しかも本人がまずそれを笑う)、立ち入った質問、その人の体験談。そういったものを、どうして私が「シェア」されなければならないのか、ということに、強い憤りを感じます。

文字でのやりとりであれば、大した負担にならないのは、思ったことを口にして画面を閉じることができるからであって、それを許さない状況が、他人と直面している場面にはあります。

きっと私も、同じように他人を腹立たせたり、傷つけたりしているはずです。であればなおのこと、直接的な関わりを持たないようにすることが肝要であると考えています。